昨日お知らせした、2020シーズン向けオリジナルチーム募集の件、早々に3チームもご連絡をいただけました。ありがとうございます! その他まだ応募を検討されている方もいらっしゃいまして、特に「チームの戦力ってどのくらいにしたらいいの?」というのを気にされている方もいるご様子です。
そこで今回は2019シーズンにオリジナル球団として参加していただいた気仙沼ブルーシャークスの戦いぶりを振り返ることで、だいたいこのようなチームでこんな感じになるよというのをお伝えできればと思います。*1
2019シーズン8球団目を探す旅。本日は気仙沼ブルーシャークスをテストプレイしてます(してました)。 pic.twitter.com/yvHS73If0I
— ヴァヤシコフ (@umaya_shicoff) 2019年8月25日
すべてはここから始まったーー。
まずは上記の記事にて、気仙沼ブルーシャークス2019についてご確認ください。
元々のkeiさん作成のチームに、私のほうで少々選手を加えた形となっております。
私がアレンジする前のメンバーについても上記記事からさらにジャンプできますので是非そちらも。
まずはデフォルトの気仙沼ブルーシャークス(以下長いのでシャークスと呼びます)をテストプレイして、このチームは野手>>投手のチームなんだな、と理解しました。独立リーグ風ということで全体的に能力抑えめとなっていますが、走攻守揃った菅沼・エヒオグ、長打のある滑川・サドラー、キャッチャーとしては打力に優れる神山の存在などがあったためです。
一方投手は基礎能力はもちろん特殊能力も見事に真っ赤で、これでは到底シーズンを戦えないだろうなぁと思いました。私は2019シーズン開始時点で2018シーズンを1年戦っており、長丁場のペナントレースは投手力がかなり重要になるということを身に染みてわかっていたためです。このあたりはゲームの世界でも現実のプロ野球と同じということですね。特に、2018シーズンはケガ人が(スカイスターズ以外の球団も含め)あまり出なかったことから、2019シーズンはケガ率を上げようと思っていたのもあり、少なくとも枚数を追加しないといけないと思いました。
これらの事情を考えた上で、補強したのが上記記事のメンバーです。私がサクセスで作った野々宮ララフィン・大月あるるの両名は、チームカラーである打線をさらに強化したかったための補強となりました。どちらかというと俊足タイプが弱い印象だったので、まずは走れる二人を追加したという形です。特に大月あるるのほうは、走れるだけでなくチャンスAもあり、打点でも得点でも中核を担ってもらえればという期待を込めたのです。
投手陣は叶美空に加えて、事前ペナントで獲得した香取・オルホフの2名がメインです。美空については、スタミナお化けを用意することでイニングイーターとして頑張ってもらい、薄い投手層をカバーしてもらおうと考えました。ただあまりにもエースすぎてもチームカラーが壊れるため、変化球カーブ3のみと昭和のエース並の能力にすることでバランスを取りました。*2また、香取・オルホフについては、これまたそれなりの能力でイニングを食えるように、とあくまでもそこそこの能力の選手の追加にとどめた、というところです。ケガで離脱したりすることも含め、この二人なら投手力を押し上げすぎることもないだろうという考えです。
こうして始まった2019シーズン、結果からお伝えするとですが……投手力が全く足りませんでした。。。野手成績>>投手成績となるバランスにはしたつもりですが、それを差し引いてもハッキリと投壊と言うしかない惨状となってしまったのが正直なところです。
これをハッキリと表しているのが「試合種類別勝敗」です。まずは単純に「無失点勝」の少なさ。リーグワーストの1度のみで、柱となるエースがいなかったことがわかります。*3また、3回ビハインド勝敗・6回ビハインド勝敗共に、セリーグ8チームの中で最も母数が多いということがわかると思います。それだけ3回ないし6回までに先発が崩れるケースが多かったということです。ただしどちらのケースも勝率自体は多少あり、打線については働いていたことが伺えます。逆転勝敗についても5割以上と、及第点以上に働いていたことは間違いないでしょう。
他球団情報です。2位ヤクルトは負けたものの、DeNA、広島、中日、ブルーシャークスと勝利しており、差がどんどん詰まってきました。ここからが本当の戦い……。阪神はオリックスに連敗です。 pic.twitter.com/4OsnpGqZFJ
— ヴァヤシコフ (@umaya_shicoff) 2020年4月4日
シーズン中の私のツイートを振り返ってみると、上記のように交流戦あたりまではなんとか戦線に食らいついていたことが伺えます。7位とはいえ首位とは6.5ゲーム差、まだまだ上位進出に期待の持てる状況です。 しかし夏場あたりからシーズンも佳境、特にパワプロは実は夏は疲れがたまりやすいという仕様もあり、だんだん投手陣が持たなくなってきます。頼みのエース・水瀬が離脱するなど不運も重なり、2桁失点する試合が目立ち始めます。今思うとこれは、大量失点する→中継ぎがめちゃくちゃ酷使される、のような展開で誰かがボロボロになっていたと思われるので、私がマメに入れ替えていればよかったのかもしれませんが……。私もスカイスターズのほうが巨人とデッドヒートを繰り広げており、なかなか毎試合というペースではメンテできなかったのが事実です。
試合中緊急降板した水瀬くん、やはり肘を痛めて……あれ? 肩だったっけ……? なんか去年も似たようなことありましたね。 pic.twitter.com/znhL4m7p9F
— ヴァヤシコフ (@umaya_shicoff) 2020年6月14日
登板数で見てみると、栗本・平竹・巧翔・大夢・谷藤あたりが5~6点台というひどい防御率でひたすら投げていたことが伺えます。特に水瀬の離脱あたりから巧翔が先発に回ってしまい、残りのメンバーはめちゃめちゃに酷使されていたようです。スカイスターズ戦の前は必ず相手チームの投手陣をメンテするのですが、そのときも疲労でパンパンになっていたり。幸い若い人が多かったので、オールスター休みなどでほぼリセットはされたようですが、投手力自体が変わったわけではないので、休み明けに同じことが起きていたことは想像に難くなく……。
ここまでのお話だとただかわいそうなシーズンに聞こえてしまうのですが、その反面野手については非常によくやっていたと思います。生え抜きの菅沼、追加選手の大月あるるはオールスターにも選ばれるほど立派な成績を残しました。他にも奥山が目覚ましい成長で完全にレギュラーとなり、半レギュラー組の石黒・北あたりもサブとしては申し分ない成績を残しました。1~4番当たりには野々宮・奥山・大月・菅沼と、率も足もある面子がずらりと並び、かなり強力な打線だったことには違いありません。
残念だった点を挙げるとすると、滑川がハズレ年だったこと*4と、神山がケガなどもあり能力ほどの成績を残せなかったことです。また、これもチームをいただいた時点で目に見えていたことなのですが、チーム全体として左投手にめっぽう弱く、規定到達者のベストで野々宮ララフィンの.250と、まるっきり貧打のようなチームになってしまいました。他にも守備面では、大月あるるがリーグワーストの23失策、扇の要の神山も盗塁阻止率が1割台に終わるなど、炎上する投手陣に油を注ぐ形に。
結局チームは後半戦、17勝32敗1分けと借金を大きく増やしてしまい、7位でのフィニッシュとなりました。チームカラーを尊重したとはいえ、やはり後半戦は投手がバテバテで勝負にならなかったようです。
最終的な成績は、借金19の7位。ちなみになぜか阪神にだけはめっぽう強く、14勝2敗(1分け)と完全にカモにしていました。スカイスターズとの対戦では、奥山・野々宮ララフィンが目立っていましたね。二人とも長距離砲じゃないのに一発も撃ちまくり。逆に中軸の大月あるる・菅沼あたりはほとんど活躍できなかったのが心残りです。
結果としては予想以上に投手力が足りなかった、ということになったのですが、これはそもそも他チームにも私が野手をたくさん追加していたから、セリーグそのものがかなり打高だった、というのがあるかもしれません。*5それも踏まえたうえでの投手力強化が必要だったのかもしれません。
一応、追加した選手はほぼ期待どおりの活躍をしてくれたので、私の追加選手自体は間違っていなかったと思っています。特にイニングイーターを担わせる&エースにはさせない、という条件で追加した叶美空は、リーグ2位の190イニングを投げ防御率3.93の10勝10敗と、見事な門倉*6っぷりとなりました。このあたりの個人の能力調整についてはうまくいったようなので、2020シーズンは数などのバランスをきちんと考えないといけないです。
ここまで語っておいてアレなんですが、2020シーズンはみなさまのオリジナルチームも織り交ぜながらの戦いになるので、打高になるのか投高になるのかは正直全くの未知数といったところです。まずはバランスうんぬんより、ペナントの範疇であればどんなチームカラーでも受け付けますので、チーム作成&応募を考えている方はとりあえず提出してみるというのもよいのではないでしょうか。
で、このペナントの範疇っていったいなんぞや、という話になると思うので……これは別記事でまた語らせてもらおうと思います。 長くなったので本日はここまでーー!
最後になりますが、気仙沼ブルーシャークスをご提供くださったkeiさん、ありがとうございました!
*1:この記事とは別で汎用的なものも書こうと思うけどまずは2019シーズンの思ひ出のひとつということで語らせてほしいです。
*2:他にも能力を抑える方法はいろいろありますが、この子たちは元ネタのゲームがあるのでそれを参考にしているという事情があります。
*3:30とかいう頭のおかしい球団もあるけど、オーペナじゃないからっていうのもあるのです……ゆるして……
*4:打席数順の画像だとけっこうよく見えるかもしれませんがこれはほぼ帳尻です。ずっと2割ちょいで苦しんでいたので……。
*5:スカイスターズは2018シーズンも防御率が非常によかったので、それに対抗させるための対策です。
*6:https://wikiwiki.jp/livejupiter/10%E5%8B%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%8210%E6%95%97%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%95%E6%89%8B%E3%81%AF%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84