【3rdシーズン総括】岡崎城西オンエアーズの思い出

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3rdシーズン総括シリーズ第三弾。今回は岡崎城西オンエアーズです。

両リーグでも屈指の打力を誇る野手陣を、エース・七瀬が引っ張ったパリーグでの1年を振り返ってみましょう。

チーム基本情報

岡崎城西オンエアーズの情報はこちらから。2021バージョン(3rdシーズンとは別)もあるようです。オーナーは@Shiozaki_pawaさん。

shiozaki-koube.hatenablog.com

3rdシーズン開幕前の話

いきなり失敗談っぽい話になってしまい申し訳ないのですが……。オンエアーズは、3rdシーズン前の戦力調整でヴァヤシコフがちょっと失敗してしまったという裏話があります。今となってはどういう順序だったか忘れてしまいましたが、オンエアーズは3rdシーズン参戦が決まってから(決まる前からかな?)も、オーナーの方が熱心にアップデートを繰り返していました。私としては、一応チーム採用したときの戦力バランスでの参戦を考えていたので、あまりブレるとまずいなぁと思いつつ、でもパリーグ参戦だし、露出も少なめだから好きにやってもらおうかなととりあえずお任せしていました。それで、シーズン開幕前、オリジナルチームたち+プロ野球チームを交えて、実際のシーズン想定でオーペナを回していたところ……

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うひょ~!!

なんと100勝するシーズンが出るようになってしまいました。さすがにこのままではよくないので、バランスを考えた結果、リリーフがよく燃えるチームカラーを強くするためにリリーフに2名ほど二軍ロックをかけることでナーフをかけました。もちろん、オーナーの人もオーペナをしつつ戦力調整をされていたのですが、やはり私のペナントレースとは相手チームも疲労などの設定も変わってくるわけで、そこはヴァヤシコフのほうで責任を持たないといけなかったですね。来季4thシーズンはこのあたり慎重に進めたいと思います。

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行方不明にされた人たち

とはいえ、結果ナーフはそれなりにうまくいったわけですし、アップデートを繰り返す中でエースが産まれ、シーズンも盛り上げてくれたと思っているのでこれはこれで良かったということにしておきましょう。

シーズンでの戦いぶり

そんな背景もあり、パリーグの一員としてスタートを切ったオンエアーズ。順当にいけばたぶん優勝するだろうな、という予想で始まったシーズンは、予想以上に順風満帆な滑り出しとなりました。お隣セリーグでは優勝候補のはずの弦巻とかいうチームが悪戦苦闘しているのを尻目に、4月時点で独走態勢に入るという破竹のスタートダッシュに成功します。エース・七瀬が3・4月の月間MVPを6勝0敗という無双状態で獲得すれば、野手でも主砲・豊田が.340 10本41打点と大暴れ。投打の要がガッチリ機能する最高のスタートを切ります。

このままではパリーグの灯が消えてしまうということで、交流戦ではセリーグの各エースが岡崎と当たるよう、微妙にローテーションを変更してみたりします。中日・大野雄大、IEGA・保科、四国・伊吹、長良川・高木信、などなど。そしてもちろん、弦巻スカイスターズからは我らがエース・湊友希那の登板が岡崎戦となるよう調整したのです。交流戦では4カード目に岡崎と激突しました。ちなみに、昨年2ndシーズンはオリジナルチームたちといきなり1カード2カード目で当たるという失敗があったので、今年は4カード目・8カード目に当たるよう工夫したという裏話があります。

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君たちホントに同じ試合数消化してる???

この時点でも岡崎の打線はすごいですね。51試合を消化している時点で50打点越えが2人もおり、上位打線も特に数字の悪い人がおらず、9番・クルーズすら.341と、まさしく一分のスキもありません。一方の弦巻は北沢・日菜をスランプで欠き打点もしおしお、早くも瀬田薫個人軍となっていることが浮き彫りになってしまっています。上位打線もメンバーめちゃくちゃで、改めて見てもクソひどいですね。さらにこの3連戦、岡崎サイドは表ローテで臨んできており、なんと19勝0敗の無敗ローテでスカイスターズに引導を渡しに来ます。どうやって勝てばいいんですかね……?

しかし野球というスポーツはわからないもので、初戦はスカイスターズが完封リレーの3-0と、なんと白星を挙げてしまいます。打線がダメでも投手力で勝つ、まずは弦巻側のいいところが出た格好です。そして運命の2戦目、湊vs.七瀬という、セパを代表するエース同士の投げ合いが実現したのです。この時点で七瀬は7勝0敗0.90とまさしく無敵の様相。スカイスターズは1番・羽沢、2番・青葉という万全の態勢でこれに挑みます。終わっていますね。

youtu.be

この試合の模様については、実際の配信で見てもらったほうがよいでしょう。エース同士ということで期待された投げ合いは想像以上に高レベルな戦いになり、両軍合わせてわずか5安打と、息詰まる投手戦と呼ぶにふさわしい戦いになりました。結果としてはモカちゃんがまぐれでイムリーを打ったスカイスターズに軍配が上がったものの、両雄最高のパフォーマンスを披露してくれたことは間違いありません。友希那さんの1安打完封は3rdシーズンに限らず通算でもベストで、相手が同じ女性エースだったということに燃えた結果に違いありません。エモいですね。3戦目は眠っていた岡崎打線がようやく目覚め、主砲・谷合の2アーチに先発山田までホームランの計8得点、さらにリリーフも程よく燃えるという持ち味十分の試合となりました。チームカラーがよく出た試合ができてよかったのではないでしょうか。

交流戦の岡崎は貯金4とやや足が止まり(錯乱)、セリーグ特攻態勢は辛うじて功を奏したような……気がします。このあたりで大きかったニュースは抑えの小野寺の覚醒ですね。リリーフの弱さが最大の懸念事項だったはずだけに、非常にピンズド*1な覚醒となりました。実は4月にデイビーも覚醒しており、なぜ首位のチームばかり覚醒が起きるんだ……(絶望)という気分になっていましたね。いちおうシーズントータルで見ると、強いチームにばかり偏っていたわけではないと感じています。

そんな神風効果もあり、ゲーム内6/19には早くもマジック59が点灯します。早すぎィ!! 前半戦終了後のオールスター、東京オリンピックでも岡崎勢は七瀬・奈良間・中川など、主力級の活躍を見せてくれましたね。実はこのへんでたくさん選ばれることで疲労が癒えなかったりして、後半戦に影響出ないかな~とかちょっと思っていました。結論から言うと出なかったんですけど……。

後半戦も特に危ない場面もなく、時には主力を抹消しながら、順調にマジックを消化していくオンエアーズ。終盤ほんのり足が止まったものの、9/12には優勝を決めて見せました。しかし早々に優勝を決めてしまったことが影響したのか、CSファイナルステージでは2位・湘南に敗れる波乱があり、残念ながら日本シリーズ進出はならず。現実のプロ野球だったら試合勘がどうとか言われていたかもしれないですね。結局、お隣セリーグではスカイスターズが四国にボロ負けして日本シリーズを配信することはなかったので、そういう意味ではCS敗退の悲しみも半減したのかもしれません。スカイスターズと日本シリーズで対戦できなかったー! ってならなかったということで……。

シーズン成績・投手編

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シーズン成績で目を引くのは、何と言っても七瀬ですね。17勝と意外と勝ち星が伸びなかった(錯乱)のは、疲労の多いペナントだったため抹消期間もあったためです。ここで見えていない数字としては22先発してQS率100%、HQS率72.7%、205奪三振、被本塁打4、被打率.175、得点圏被打率.104、とレジェンドクラスの数字ばかり。月間MVP3度獲得、MVPに沢村賞も獲得と*2、記録づくめのシーズンとなりました。七瀬の能力は紛れもなく球界のエースクラスですが、そこまでブッ飛んでいるというほどではなく、同じく球界のエース級の大野雄大と同等レベルかなと思っています。それだけに1.02という数字が残せた理由はちょっと気になる。大野雄大(というか中日)のオーペナを回しても、ここまでいい数字を残すとは思えないんですよね。両チーム野手の守備がすごくいいという点も共通してるし、能力で大きく違う部分を挙げると、調子安定と調子極端の差……なのか?

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大野雄大との差はなんだろう?

その他先発投手陣を見ると、朝比奈・山田まではゲームメイク能力がそこそこあったようです。芦川くらいからちょっとキビシイ。意外と先発に白星がついていないので、リリーフの頑張りもあったのでしょう。リリーフは楠を中心にそれなりに高水準の数字でまとまっており、そのせいか白星もたくさんついています。オーナーの方的にはリリーフが弱いという自評だったようですが、シーズン中何度か申し上げたように、私としては中の中くらいはあるかな? という評価だったので、これくらいはやれるのかなという印象でした。このチームは野手の守備力が高いので、失点のほうもそんなにひどいことにはならなかったようです。チーム防御率は3.53と、パリーグ1位の楽天の3.52とほぼ同じ結果でした。

シーズン成績・打撃編

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打線については、序盤からあれだけ打点を残していたりしたので、100打点越えがめちゃめちゃ出るのでは……? とおののいていたものの、意外と落ち着いた数字になりました。パワプロ(オーペナ)あるあるで、前半戦時点で30発100打点とか挙げてても、シーズン終わってみたら32発で120打点止まり、とか謎の補正が働いたりするんですよね。交流戦時点で19勝もしていた先発3人のうち、特に朝比奈の勝ち数が伸びなかったのは、こういった影響で微妙に援護が減ったのかもしれません。あとは単純に、後半戦は疲労が影響して勢いに陰りが出たのかも。いずれにせよ、それでもチーム得点は746点と、両リーグ合わせて2位のヤクルトにすら100点以上の差をつけるなどぶっちぎりの数字を残しました。ちなみにスカイスターズより280点以上多いので、だいたい1試合平均2点多く得点していた計算になります。これが格差社会か……。

個人でズバ抜けてすごかった、という人はいないものの、リーグでも上位の成績と言える人が5人くらい並んでいる打線だったので、マシンガン打線という格好だったのは間違いありません。一発もそこまで多くはなかったですからね。サブメンバーでも千葉・三田・ガイレンあたりは優秀な成績を残しており、そういう意味でもほぼ完璧な打線だったと言えるでしょう。

まとめ

下馬評通りの力を発揮し、順調にシーズンを制覇したもののポストシーズンでコケる……というなんだかリアル感のある一年間でした。チームとしてのピンチらしいピンチもなかったので、ぶっちゃけ起用などの面で面倒を見る必要は全くなかったチームです。サブメンバーとかをうまく起用してあげる~というペナントらしい醍醐味を味わえなかったのは正直あるかな。それだけ強力な戦力があったということで、日本シリーズでラスボス的存在になるにはうってつけだったのですが……弦巻とお互い共倒れという形で終わってしまいましたね。ベストゲームは記事の途中で貼ったあの試合で文句なしでしょう。それこそ日本シリーズで、もう一度あの投げ合いが見れたら……というのが心残りといえば心残りですね。

*1:元ネタ:ピンポイントでズドン、ズドン - 新・なんJ用語集 Wiki* (wikiwiki.jp)

*2:新人王も取ってるけどオリジナル選手あと当たり前だったり……。