【3rdシーズン総括】長良川ペリカンズの思い出

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3rdシーズン総括第四弾です。今回は長良川ペリカンズ。

決して戦力には恵まれていない地域密着型の市民球団ペリカンズが、どのようにスカイスターズ3rdシーズンという環境のペナントレースを走り抜いたのかを振り返りましょう。

チーム基本情報

長良川ペリカンズについてはこちら……かな? ペリカンズにはオリジナルプロリーグ編というバージョンもあるようです。オーナーは@ikz0Gmbp いけすさん。*1 

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3rdシーズン開幕前の話

長良川ペリカンズはいけすさんのブログの記事を見ていただければわかる通り、2年連続90敗を喫した、という設定の弱小市民球団です。Bクラス常連だった広島みたいなイメージですかね。今季参戦していただいた5つのオリジナルチームのうち、戦力的には明らかに最下位という立ち位置でした。私としては、戦力的に弱いチームがペナントレースにいることは当たり前なのであまり気にしていなかったものの、オーペナを試走すると100敗に到達してしまうこともちらほらあったため、相談のうえ戦力強化を施してもらうことになりました。実はデフォルト版より、羽島・棚橋・西尾あたりが大きく強化されたのがスカイスターズ3rdシーズンのペリカンズだったんですね。

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まるで別人に! ……と言うほどではないです。

この調整により、元々のチームカラーとして「先発投手だけまあまあ、他はボロボロ」という構成だったものが、「先発と打線はまあまあ、リリーフが問題」というようなチームバランスに変更となりました。これでもセリーグの他球団よりまだ戦力では劣るものの、オーペナではまれにAクラス(3位)入りできることもある、くらいの戦力に。しかし実はここで補強を行ったことで、シーズン中私に迷いが生じることになってしまいます。という話をしていきましょうね。

シーズンでの戦いぶり

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悪いながらも踏ん張ったシーズンという印象です。

シーズンが始まってからのペリカンズ。序盤から戦前の予想よりはある程度戦えているかな、という試合を続けるものの、やはりと言ってはなんですが、4月末には最下位争いに沈んでしまいます。スカイスターズとの初めての3連戦では、投手陣総崩れで1カードで23失点もしてしまい、開幕連敗で苦しんでいたスカイスターズを後押ししてしまう形に。この序盤戦の時点で私は、ペナントレースの主催者として早くも選択を迫られることになります。このまま何もせず見守っているとペリカンズはズルズルと借金地獄に陥りかねません。しかし、露骨な補強をするとそれはそれでペリカンズのチームカラー、市民球団を壊してしまうという気もしていたのです。それに各ポジション、強力でなくとも個性的な選手が揃っていますからね。少し悩んだ結果、とりいそぎ外野手を獲得することにしました。外野なら3ポジションあるので1つ埋まってもよいかなと。そういうわけで獲得したのがカレッジくんです。スカウト的にはCランクで、年俸も契約金も3000万*2と格安。これくらいの補強なら金満球団でなくてもやりますしね。

ところで、ペリカンズを語る上で外せないのは、今日の記事のサムネにもしている広告でしょう。そもそもこの広告は、私が配信画面の右側にみなさまのコメント(チャット)を載せる配信形式を取りたいため、パワプロの映像をちょっと縮小したら今度は下にスペースができちゃった⇒じゃあ穴埋めに何か適当な画像などを入れるか~という流れで産まれたものでした。ペリカンズは毎試合広告を用意されており、なんとトータルで20枚ほども広告をいただきました。*3配信の始めのほうにこう、アイスブレイカー的な話ができるので楽しかったですね。

さておき交流戦ペリカンズ、直接対決がないのでオーペナ部分を見守っていただけですが、11勝12敗(1分)とここでは踏ん張ります。エース・高木がこの時点で4度目の完封とぐうの音も出ないエースぶりを披露。交流戦セリーグDeNAが借金6、広島が借金12(負けすぎだろ……)と盛大に逆噴射したので、相対的に少し上位が見える形に。この交流戦終了の時点でまだ上位進出の目があったので、私はペリカンズをもっと補強するほうに舵を切りました。そこで2人目の助っ人として獲得したのがベネットです。Aランク外国人だったのでもはや言い訳しようがないもののそこは同郷(キューバ)のモントーヤのコネということで……。あと、カレッジくんがさっぱりだったのも補強に踏み切った理由の一つです。

しかし補強の甲斐もなく、交流戦明けは四国・弦巻・中日の三悪同盟が貯金を重ねてしまったため、下位チームにはつらい時期となります。ペリカンズは全体的にややケガもしやすい傾向にあり、成績不振の入れ替えも頻繁に行っていたため、投手野手問わず一二軍を総動員する戦いに。特に課題のリリーフはスタミナ切れまで投げている日も多く、総入れ替えレベルで対応しなければならないことも。間違いなくスカイスターズより面倒を見ていましたね。

ちなみにペリカンズは、本ペナント最多(?)の5番手捕手レベルまで出番のあったチームです。加茂がケガで療養中、小栗が抹消期間中に正捕手・日比野までケガしてしまい、大垣・岩崎まだ駆り出されることになりました。そうそうケガが重なることはないだろう、と思っていても、思わぬ抹消や軽傷レベルなら十分重なる可能性はあり、このあたりまでキッチリ作りこんであると楽しいペナントレースができるという好例です。

と、ここまでやや辛い話ばかりになっていたのですが、もちろんいいニュースもありました。まずは34歳・池田の覚醒。もともとそれなりのスペックはあったものの、覚醒による基礎力アップで立派なローテーション投手に。6月末くらいから私のほうでローテに組み込み、3.65で5勝3敗・QS率も75%と上々のシーズンを送りました。若い人じゃなくても覚醒するんだなーという新鮮な驚きもありましたね。

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おじさんでもここまでやれるんだ!(*^○^*)

打つほうでは羽島のおじさんが期待通りの活躍をし、ゲーム内6/23時点でこの成績。地力でノリノリも引くほどの活躍で*4、スカイスターズ戦でも何度もいい場面でホームランを放っていましたね。日本代表でも4番として代表入りし、視聴者のみなさまの喝采を浴びていたことも記憶に新しいです。能力のある選手の活躍は当たり前かもしれませんが、やはりベテランが頑張っているのを見るのは現実でもゲームでも嬉しいものです。

そしてシーズンも佳境・後半戦に入ると、ペリカンズは貯金推移グラフを見ていただければわかるように、じわじわと借金を返し始めます。この時期、むしろイベント的には正遊撃手・島崎が疲労で抹消されたり、羽島のおじさんも疲労で振るわなかったり、呉東碩(うー・とんしょー)がケガで離脱したりと悪いことのほうが多かったはずなのですが……? 遊撃はスカイスターズ戦でもアーチを放った、若い川辺がノリノリになったり、呉のケガによって上守をスタメンにして守備寄りのオーダーを組んだり、と打てる手は打っておいたことが功を奏したのかもしれないですね。

9月の頭には、ついにグリフィンズと0.5ゲーム差まで肉薄。でも3位とは6ゲームもあるじゃん、と思われるかもしれませんが、グリフィンズはここから3位まで中日を逆転したわけでペリカンズにも最後まで希望は残っていたのです。しかし結果は残念ながらここから失速。ローテの2番手で頑張っていた新垣がスランプになってしまったことと、その影響か最後の2連戦が続くところで中日に連敗してしまったことが大きく響いた形でしょうか。とはいえ、シーズン前の予想からすると9月までCSに食らいつく戦いはできていたので、単なる弱小球団、ではなく、戦力が薄いなりに精いっぱいやったシーズン、という評価はできるでしょう。私としてはやはり2010年あたりの広島がダブりますね。シーズン終盤までAクラスの目はあるんだけど、あと一歩で届かず……といった戦いぶりが。最終的には借金13の7位でフィニッシュとなりました。

シーズン成績・投手編

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投手陣を引っ張ったのはやはりエース・高木ですね。一人だけ規定投球回に到達し12勝を挙げました。5完封(6完投)も記録しタフネスぶりも発揮したものの、実はQS率が54.2%とやや悪く、いいときと悪いときの差がかなり激しいシーズンだったようです。ここは実は短気な性格が災いしてしまったか。その他先発では伊吹・新垣が表ローテで、裏ローテはかなりの人数を試すことになったシーズンでした。ノリノリになった鈴木全、スタミナのある高山、スローカーブの各務おじさん、コントロールに定評のある明智、なかなかの高スペックもケガG持ちの稲葉……などなど。スカイスターズ戦に限らず、起用を考えていて面白かったですね。ただまあまあだったのは辛うじて3点台で踏ん張った明智くらいで、その他の選手は4点台後半~5点台後半とやや厳しい結果に。

リリーフ陣では長谷川・末松・林あたりが2点台と好成績で、安達・モントーヤ・田中と基本この6人でブルペンを支えました。本来勝ちパターンのモントーヤと安達が今一つだったのは残念ですが、下馬評ほど悪い結果にはならなかったのでかなり健闘したと思います。こうしてみると、先発はまあまあ、リリーフいまいちのはずが逆の結果になっているような気がしますね。いや、実質的には「先発でいいのは表だけ、裏はいないのでトータルでまあまあ」なので下馬評通りなのか……?

スカイスターズとの観戦プレイですごいなあと思ったのはモントーヤ。コントロールFと不安定なものの、150キロ近いSFFがナイスピッチで決まると打てっこないよぉという感じでしたね。あまり対戦する機会がなかったものの、エース・高木のいいところはスカイスターズ戦だとあまり見られず? 悪いほうを引いちゃったかな。東京五輪の決勝で先発した高木は立派な投球をしていたので良かったということにしましょう。チームとしての失点は612でセリーグ7位でした(最下位はDeNA)。二塁のスタメンに呉を据えるなど、私がやや打撃寄りのオーダーを組んでいたことも影響したかもしれないですね。

シーズン成績・野手編

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実はこの記事を書くまで気づいていなかったんですが……羽島のおじさん、全試合出場しとる!!(驚き)基本的に一番を打っていた西尾よりも打席が多いんですね。というかよく見たらセリーグで143試合出てるの羽島のおじさんしかいなかった。これで東京五輪にも代表出てるんだからすごいや……。成績も.315で40発越え、100打点クリアとぐうの音も出ない4番っぷり。……といいつつ5番のほうが出場多かったみたいですが。棚橋も率こそ低かったものの、打点を見ればわかる通り十分に中軸の役目を果たしました。本来俊足として上位を打つべき西尾・島崎がやや振るわなかったものの、2番・呉はかなり強烈な二番打者で、けっこう苦しめられた覚えがあります。2番・セカンドで10発打って50打点クリアしてますからね。右翼にはみかんパンチ・青嶋や、新外国人として獲得したカレッジ・ベネットが座っていたようです。両外国人はやや物足りない結果かも。ベネットのほうはスペックはすごかったのですが、獲得して早々にスランプになったり、なぜか急に二軍に落ちていたりとCPUくんに愛されていませんでした。素行が悪かったのか……?

スカイスターズとの試合で目立っていたのは棚橋・羽島の両主砲はもちろん、3番を打つ李ですね。これが見事な安打製造機でものすごく打つのです。競った展開で李に回してしまうとヤバイと思ってしまうし、何より後ろの二人が怖すぎですからね。こうやって振り返るとやっぱりセリーグでも打線かなり良かったんだなぁ。チーム得点は580とセリーグ2位で、1位の四国の585に迫る勢いでした。なお歴代メンバーのラインナップを見てもらうとわかる通り、盗塁がチーム39と極端に少なく、基本的に打って打って打ちまくる構成だったようです。西尾・島崎が順調だったらもっと破壊力あったんですね~。

まとめ

強豪チームではなかったものの、印象的な選手が数多くいたペリカンズ。結果7位だったので現実のペナントレースなら喜んではいけませんが、中軸の強さをウリによく戦ってくれたことは間違いありません。ただ、補強を行ったことで一部選手の出番を奪ってしまったことや、終盤まで3位の希望があったことで二軍のおもしろ選手のお披露目がほとんどできなかったりと、思い切りチームカラー尊重のシーズンにしてもよかったのかなという思いもちょっぴりあったりします。

ペリカンズの広告まとめはこちらから。ちゃんと解説もあるので配信を見ていた人なら特に楽しいかも。チーム提供以外の部分でも盛り上げてくれてありがとうございました。

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*1:今はルイセンコさんになってるけど、当時はいけすさんだったのでこれがオーナー名ということで。

*2:パワプロ内だと単位「P」だけどまあ、万と考えればいいでしょう。

*3:東京オリンピック期間のものを含む

*4:交流戦開始時点の下位チームに1名ずつノリノリアイテムを使用してたので。ちなみにペリカンズは西尾。