自分の好きな作品でパワプロのチームを作ろう! チームバランス編

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前回までの続きです。本日で第4回目ということになります。 これまでの記事で、個別の選手単位の査定についてお話してきました。これまでの手法で選手たちを作れば、プロ野球チームと同レベルの理想のチームのできあがり……のはずですが、ひょっとすると完成したチームを使ってみると、意外にもペナントレベルでは無双してしまうチームになっているかもしれません。また、チーム内の選手の序列が原作ベースになっているか? というところも、作品の再現というつもりなら大事にしたいところです。今回はそのあたりを考えてゆきましょう。

だんだん私の個人的なこだわりが見え隠れしてきているので、思うところがあれば私の意見にとらわれすぎず、オリジナル路線を突き進んでくださいね。あくまで指針ということで読んでみてください。

チームバランス編

野手のスタメンは各ポジションひとりが基本

プロ野球のチームを見ていても、各チームの各ポジション、基本的には誰かひとりスタメンが決まっていると思います。そしてそのスタメンが、そのポジションでは最も能力が高い選手になっているはずです。もしくは、スタメンは不在で少し半端な選手が何人もいるポジション、というのもあるでしょう。これらの例に漏れてしまい、スタメンクラスがたくさんいるチームになってしまうと、チーム力が底上げされてしまい結果、バランス崩壊につながりやすいです。

とはいえ作品によってはみんなが優秀で、あまり弱いキャラクターがいないという事情もあるかもしれません。ここは原作のエピソード次第でしょう。非常に高い実力で、敢えて同じポジションを争っているキャラたちもいるかもしれませんね。他には貴重なミートC持ちなのに控えに甘んじているなら守備がボロボロであるとか、スタメンクラスの能力あると思ったらケガばかりしているとか。控えに甘んじていても能力の高い選手は、何かしら長所でないところに問題がある、という設定にするのが自然でしょう。

投手も役割を意識して作成する

投手についても野手と同じです。一番簡単な分類としては、先発であるか、リリーフであるかの2つくらいは意識して作成してみましょう。あまりリリーフまでみんなスタミナ豊富だとバランスが崩壊します。先発ローテには入りきれず、かといってリリーフでもエースにはなれない人というのもきっと出てくるでしょうね。そういう人は便利屋さんとしてがんばっているかもしれません。……などなど、この人が野球チームの一員だったらどんな役割を担っているかなぁ、というところを想像してみましょう。

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ウルトラ優秀だけど連投はスタミナ・抑えは弱メンタルで厳しい人、

実力はそこそこだけどとにかく使い勝手のいい人。

いろいろいるのがチームです。

チーム内での相対的な位置づけに気を付ける

原作のキャラクターたちには、元の作品で何かしらの序列がついているはずです。バンドリで言うとRoseliaは実力派バンド扱いされていたり、RASはそれに匹敵すると言われていたり。逆にポピパなんかはそこまでの実力として描かれている感はありませんね。*1このあたりの序列が狂ってしまうと再現としては失敗だと思います。野球をやらせる、となると運動神経の善し悪しが出てきてしまうわけですが、単純にそれだけを参考にするとなんとなくスピンオフ作品感が出てきてしまうというイメージですね。こう、原作の延長戦上で、キャラクターたちがついでに野球をやっているというか。*2原作でやっていた競技でなく、野球に生きてきたらどんな風になっているか、を想像するのがポイントですね。

 有能な運動オンチは投手にしてみよう

とはいえ、全く運動ができそうにない子の能力をとっても高くするのも違和感があるのでは? というのは尤もな意見です。どんな作品でも、原作では強キャラの立ち位置なのに、スポーツのできない人っていますからね。

個人的な意見になりますが、こういう人は投手にしてしまうのがオススメです。運動オンチなのに野手として抜群のパワーを持っているとか俊足であるとか、身体能力が高い系にしてしまうとどうしても違和感がありませんか? そこで投手として、多彩な変化球があるとかコントロールがいいとか、そういうキャラ付けにしてしまうほうが私としてはオススメです。その中で投手としては守備力を下げるとか、個性を出してあげればよいでしょう。また、基本的に野手よりも投手のほうがマイナス能力が豊富なので、じっくり掘り下げをしたいキャラクターは投手で作ることをオススメします。

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一体誰の事なんだ……

「下位互換」な存在を作らないようにする

リアルな野球チームを作る場合ならともかく、作品ありきのチームを作るときに気を付けてほしい点のひとつです。例えばチームの中に、オールCの二塁手と、オールDの二塁手がいたとします。どちらがスタメンになるでしょうか? 言うまでもありませんね。さらに言うと、このオールCの二塁手が元気に一年間スタメン出場したら、オールDの子には出番が一切ないかもしれません。このように、完全な下位互換の存在となってしまうと、著しく出番が少なくなってしまいます。これを回避させる方法は、控え組のほうが守備力を高くするとか、サブポジをつけてあげるとか、ですね。

もちろん、理由あって下位互換を作るのはアリですよ。師匠と弟子的なポジションのキャラとか。パワプロでいうと大西と嵐丸みたいな関係でしょうか。*3

第四回はここまでにします。私の個人的なこだわりがどんどん見え隠れしていますね。次回、一応の最終回はそのこだわりを応用編的な立ち位置でご紹介してみます。言われてみれば弦巻スカイスターズってこんなところにこだわってるんだ、というところをご紹介できれば。参考にしてもらうと個性あるチームになるかもしれません。

*1:アニメ3期でポピパが投票でトップだったのは実力なのかなぁ?

*2:これはこれで悪いことではないとは思います。が、私としてはあまり賛成できないです。

*3:パワプロの歴史あんまり詳しくないんでエアプだったらすみません……。