【3rdシーズン総括】岡崎城西オンエアーズの思い出

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3rdシーズン総括シリーズ第三弾。今回は岡崎城西オンエアーズです。

両リーグでも屈指の打力を誇る野手陣を、エース・七瀬が引っ張ったパリーグでの1年を振り返ってみましょう。

チーム基本情報

岡崎城西オンエアーズの情報はこちらから。2021バージョン(3rdシーズンとは別)もあるようです。オーナーは@Shiozaki_pawaさん。

shiozaki-koube.hatenablog.com

3rdシーズン開幕前の話

いきなり失敗談っぽい話になってしまい申し訳ないのですが……。オンエアーズは、3rdシーズン前の戦力調整でヴァヤシコフがちょっと失敗してしまったという裏話があります。今となってはどういう順序だったか忘れてしまいましたが、オンエアーズは3rdシーズン参戦が決まってから(決まる前からかな?)も、オーナーの方が熱心にアップデートを繰り返していました。私としては、一応チーム採用したときの戦力バランスでの参戦を考えていたので、あまりブレるとまずいなぁと思いつつ、でもパリーグ参戦だし、露出も少なめだから好きにやってもらおうかなととりあえずお任せしていました。それで、シーズン開幕前、オリジナルチームたち+プロ野球チームを交えて、実際のシーズン想定でオーペナを回していたところ……

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うひょ~!!

なんと100勝するシーズンが出るようになってしまいました。さすがにこのままではよくないので、バランスを考えた結果、リリーフがよく燃えるチームカラーを強くするためにリリーフに2名ほど二軍ロックをかけることでナーフをかけました。もちろん、オーナーの人もオーペナをしつつ戦力調整をされていたのですが、やはり私のペナントレースとは相手チームも疲労などの設定も変わってくるわけで、そこはヴァヤシコフのほうで責任を持たないといけなかったですね。来季4thシーズンはこのあたり慎重に進めたいと思います。

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行方不明にされた人たち

とはいえ、結果ナーフはそれなりにうまくいったわけですし、アップデートを繰り返す中でエースが産まれ、シーズンも盛り上げてくれたと思っているのでこれはこれで良かったということにしておきましょう。

シーズンでの戦いぶり

そんな背景もあり、パリーグの一員としてスタートを切ったオンエアーズ。順当にいけばたぶん優勝するだろうな、という予想で始まったシーズンは、予想以上に順風満帆な滑り出しとなりました。お隣セリーグでは優勝候補のはずの弦巻とかいうチームが悪戦苦闘しているのを尻目に、4月時点で独走態勢に入るという破竹のスタートダッシュに成功します。エース・七瀬が3・4月の月間MVPを6勝0敗という無双状態で獲得すれば、野手でも主砲・豊田が.340 10本41打点と大暴れ。投打の要がガッチリ機能する最高のスタートを切ります。

このままではパリーグの灯が消えてしまうということで、交流戦ではセリーグの各エースが岡崎と当たるよう、微妙にローテーションを変更してみたりします。中日・大野雄大、IEGA・保科、四国・伊吹、長良川・高木信、などなど。そしてもちろん、弦巻スカイスターズからは我らがエース・湊友希那の登板が岡崎戦となるよう調整したのです。交流戦では4カード目に岡崎と激突しました。ちなみに、昨年2ndシーズンはオリジナルチームたちといきなり1カード2カード目で当たるという失敗があったので、今年は4カード目・8カード目に当たるよう工夫したという裏話があります。

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君たちホントに同じ試合数消化してる???

この時点でも岡崎の打線はすごいですね。51試合を消化している時点で50打点越えが2人もおり、上位打線も特に数字の悪い人がおらず、9番・クルーズすら.341と、まさしく一分のスキもありません。一方の弦巻は北沢・日菜をスランプで欠き打点もしおしお、早くも瀬田薫個人軍となっていることが浮き彫りになってしまっています。上位打線もメンバーめちゃくちゃで、改めて見てもクソひどいですね。さらにこの3連戦、岡崎サイドは表ローテで臨んできており、なんと19勝0敗の無敗ローテでスカイスターズに引導を渡しに来ます。どうやって勝てばいいんですかね……?

しかし野球というスポーツはわからないもので、初戦はスカイスターズが完封リレーの3-0と、なんと白星を挙げてしまいます。打線がダメでも投手力で勝つ、まずは弦巻側のいいところが出た格好です。そして運命の2戦目、湊vs.七瀬という、セパを代表するエース同士の投げ合いが実現したのです。この時点で七瀬は7勝0敗0.90とまさしく無敵の様相。スカイスターズは1番・羽沢、2番・青葉という万全の態勢でこれに挑みます。終わっていますね。

youtu.be

この試合の模様については、実際の配信で見てもらったほうがよいでしょう。エース同士ということで期待された投げ合いは想像以上に高レベルな戦いになり、両軍合わせてわずか5安打と、息詰まる投手戦と呼ぶにふさわしい戦いになりました。結果としてはモカちゃんがまぐれでイムリーを打ったスカイスターズに軍配が上がったものの、両雄最高のパフォーマンスを披露してくれたことは間違いありません。友希那さんの1安打完封は3rdシーズンに限らず通算でもベストで、相手が同じ女性エースだったということに燃えた結果に違いありません。エモいですね。3戦目は眠っていた岡崎打線がようやく目覚め、主砲・谷合の2アーチに先発山田までホームランの計8得点、さらにリリーフも程よく燃えるという持ち味十分の試合となりました。チームカラーがよく出た試合ができてよかったのではないでしょうか。

交流戦の岡崎は貯金4とやや足が止まり(錯乱)、セリーグ特攻態勢は辛うじて功を奏したような……気がします。このあたりで大きかったニュースは抑えの小野寺の覚醒ですね。リリーフの弱さが最大の懸念事項だったはずだけに、非常にピンズド*1な覚醒となりました。実は4月にデイビーも覚醒しており、なぜ首位のチームばかり覚醒が起きるんだ……(絶望)という気分になっていましたね。いちおうシーズントータルで見ると、強いチームにばかり偏っていたわけではないと感じています。

そんな神風効果もあり、ゲーム内6/19には早くもマジック59が点灯します。早すぎィ!! 前半戦終了後のオールスター、東京オリンピックでも岡崎勢は七瀬・奈良間・中川など、主力級の活躍を見せてくれましたね。実はこのへんでたくさん選ばれることで疲労が癒えなかったりして、後半戦に影響出ないかな~とかちょっと思っていました。結論から言うと出なかったんですけど……。

後半戦も特に危ない場面もなく、時には主力を抹消しながら、順調にマジックを消化していくオンエアーズ。終盤ほんのり足が止まったものの、9/12には優勝を決めて見せました。しかし早々に優勝を決めてしまったことが影響したのか、CSファイナルステージでは2位・湘南に敗れる波乱があり、残念ながら日本シリーズ進出はならず。現実のプロ野球だったら試合勘がどうとか言われていたかもしれないですね。結局、お隣セリーグではスカイスターズが四国にボロ負けして日本シリーズを配信することはなかったので、そういう意味ではCS敗退の悲しみも半減したのかもしれません。スカイスターズと日本シリーズで対戦できなかったー! ってならなかったということで……。

シーズン成績・投手編

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シーズン成績で目を引くのは、何と言っても七瀬ですね。17勝と意外と勝ち星が伸びなかった(錯乱)のは、疲労の多いペナントだったため抹消期間もあったためです。ここで見えていない数字としては22先発してQS率100%、HQS率72.7%、205奪三振、被本塁打4、被打率.175、得点圏被打率.104、とレジェンドクラスの数字ばかり。月間MVP3度獲得、MVPに沢村賞も獲得と*2、記録づくめのシーズンとなりました。七瀬の能力は紛れもなく球界のエースクラスですが、そこまでブッ飛んでいるというほどではなく、同じく球界のエース級の大野雄大と同等レベルかなと思っています。それだけに1.02という数字が残せた理由はちょっと気になる。大野雄大(というか中日)のオーペナを回しても、ここまでいい数字を残すとは思えないんですよね。両チーム野手の守備がすごくいいという点も共通してるし、能力で大きく違う部分を挙げると、調子安定と調子極端の差……なのか?

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大野雄大との差はなんだろう?

その他先発投手陣を見ると、朝比奈・山田まではゲームメイク能力がそこそこあったようです。芦川くらいからちょっとキビシイ。意外と先発に白星がついていないので、リリーフの頑張りもあったのでしょう。リリーフは楠を中心にそれなりに高水準の数字でまとまっており、そのせいか白星もたくさんついています。オーナーの方的にはリリーフが弱いという自評だったようですが、シーズン中何度か申し上げたように、私としては中の中くらいはあるかな? という評価だったので、これくらいはやれるのかなという印象でした。このチームは野手の守備力が高いので、失点のほうもそんなにひどいことにはならなかったようです。チーム防御率は3.53と、パリーグ1位の楽天の3.52とほぼ同じ結果でした。

シーズン成績・打撃編

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打線については、序盤からあれだけ打点を残していたりしたので、100打点越えがめちゃめちゃ出るのでは……? とおののいていたものの、意外と落ち着いた数字になりました。パワプロ(オーペナ)あるあるで、前半戦時点で30発100打点とか挙げてても、シーズン終わってみたら32発で120打点止まり、とか謎の補正が働いたりするんですよね。交流戦時点で19勝もしていた先発3人のうち、特に朝比奈の勝ち数が伸びなかったのは、こういった影響で微妙に援護が減ったのかもしれません。あとは単純に、後半戦は疲労が影響して勢いに陰りが出たのかも。いずれにせよ、それでもチーム得点は746点と、両リーグ合わせて2位のヤクルトにすら100点以上の差をつけるなどぶっちぎりの数字を残しました。ちなみにスカイスターズより280点以上多いので、だいたい1試合平均2点多く得点していた計算になります。これが格差社会か……。

個人でズバ抜けてすごかった、という人はいないものの、リーグでも上位の成績と言える人が5人くらい並んでいる打線だったので、マシンガン打線という格好だったのは間違いありません。一発もそこまで多くはなかったですからね。サブメンバーでも千葉・三田・ガイレンあたりは優秀な成績を残しており、そういう意味でもほぼ完璧な打線だったと言えるでしょう。

まとめ

下馬評通りの力を発揮し、順調にシーズンを制覇したもののポストシーズンでコケる……というなんだかリアル感のある一年間でした。チームとしてのピンチらしいピンチもなかったので、ぶっちゃけ起用などの面で面倒を見る必要は全くなかったチームです。サブメンバーとかをうまく起用してあげる~というペナントらしい醍醐味を味わえなかったのは正直あるかな。それだけ強力な戦力があったということで、日本シリーズでラスボス的存在になるにはうってつけだったのですが……弦巻とお互い共倒れという形で終わってしまいましたね。ベストゲームは記事の途中で貼ったあの試合で文句なしでしょう。それこそ日本シリーズで、もう一度あの投げ合いが見れたら……というのが心残りといえば心残りですね。

*1:元ネタ:ピンポイントでズドン、ズドン - 新・なんJ用語集 Wiki* (wikiwiki.jp)

*2:新人王も取ってるけどオリジナル選手あと当たり前だったり……。

【パワプロ2020】【バンドリ】弦巻スカイスターズ選手公開 「白鷺千聖」【パワナンバー】

弦巻スカイスターズ選手公開シリーズです。

今回はお説教が必要かしら? でおなじみ千聖さん。

※弦巻スカイスターズの配信チャンネルはこちら!(ダイレクトマーケティング

www.youtube.com

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パワナンバー 10900 61640 29048

パワプロ2018で公開済みなので基本はこちらをご参照ください。

umaya-shicoff.hatenablog.com

千聖さんは実はあまり査定が気に入っていないキャラクターの一人で、どのくらいの強さにするのがいいのかなあとかなり悩んでいるのが事実です(今も)。上記記事に書いてる特殊能力とか、ポジションがピッチャーとか守備(捕球)がめちゃ高いとかの特徴はとらえているつもりなんですが、問題は基礎能力。バンドリ本編では幼い頃から活躍している&パスパレの中ではいちばん芸能界にも慣れている、というところから強キャラっぽい雰囲気もあるものの、イベストで壁にぶち当たる場面も多く発展途上感もあり。かといって丸山とかよりは実力者なんだろうなぁというあたりを考慮すると……などなど、むずかしいキャラクターなのです。

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弦巻スカイスターズのペナントレースでは年々成績が悪化しており、3rdシーズンはついに防御率にして5点台とかなり厳しい数字に。毎シーズン微妙に選手たちの査定を変えている中でもけっこう様変わりしているのは、私の思う千聖さん像がキッチリと定まっていないからでしょう。でもこれはあながち間違いでもなくて、実際にバンドリ内でも挫折と成長を繰り返してる、そんなキャラクターとして描かれているということなのかなとも思います。

来季4thシーズンは氷川監督からチュチュ監督に替わることもあって、数字が残せていない千聖さんは正念場です。果たしてどのような能力になるのかこうごきたい。

【3rdシーズン総括】IEGAグリフィンズの思い出

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3rdシーズン総括第二弾。今回はIEGAグリフィンズです。

ちなみに前置きとして。スカイスターズは自分のチームなのでボロクソ言いましたが、他のチームは批評って形はとらずに「思い出」を語るスタイルとします。あと、さすがにスカイスターズのように指標やデータまとめみたいなのはできていないです……。ゆるして。

それでは本題です。

チーム基本情報

IEGAグリフィンズの詳細はこちらから。オーナーは柱さん。*1

www.heroin-powerpro.com

3rdシーズン開幕前の話

改めてのお話ですが、今季、つまりはスカイスターズ3rdシーズンより、私のペナントでは「オリジナルチームをTwitterなどのみなさまから応募してもらう」という形式を取るようになりました。IEGAグリフィンズは最初に応募していただいたチームの1つです。ご応募される前から存在は知っていて、グリフィンズとか使えたら面白いな~と思っていた覚えがあります。

グリフィンズは「エース保科を始めとする強固な先発陣に加えてそれなりの打力を備えたバランス型」*2というチーム構成です。しかしヴァヤシコフはモロに投高打低の弦巻スカイスターズで頭がおかしくなっているので、ぶっちゃけどちらかというと打がいいような印象でした。「パワーBある選手がこんなにたくさんいるなんてすごいやぁ~^^(錯乱)」

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超早熟の35歳です。

デフォルトのままでも十分にペナントを戦うチーム力はあるな、と理解した上で、私には柱さんのブログからどうしても参戦してもらいたい選手がいました。そう、ネフタリ・ウチです。今季3rdシーズンは、スカイスターズ側の都合としてRAS・Morfinicaのバンドの10名が増えるため、みんなに出番を作ってあげるためにも、ケガや疲労などのトラブルを多いシーズンにしようとしていました。それもあって、スーパー春男のウチを入れたらどんな成績を残すかな? と単純に興味があったのです。また、グリフィンズは特に野手の主力に高齢の選手が多く、そういう意味でもチームカラーに沿っていていいよね、と思っていました。打がいいチームだからさらに打を強くしてもいいよね。とも。(前述のとおりヴァヤシコフのかんちがいです……)

シーズンでの戦いぶり

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グリフィンズの貯金推移です。終始5割ラインを行き来していたようです。

こうして始まったシーズン。グリフィンズは序盤戦、勝率5割を超える戦いぶりを見せます。スカイスターズとの初めての対戦では、エース・保科の好投に女房役の麻生が応えるサヨナラタイムリーを放ち初白星、3回戦はシュライデンおじさんの一人舞台でまたもサヨナラと、劇的なゲームの連続。そうでなくともロースコアな競り合いが続き、興行(配信)としていい試合になっているな~と運営的な目線で手ごたえがありました(メタ発言)。そしてこの時点でようやく「グリフィンズってディフェンスいいなあ」と気づくヴァヤシコフ。(あほ)

しかしグリフィンズは、4/21あたりから連敗が続きガタガタと後退してしまいます。特別に大きな要因はなかったものの、疲労が多い設定のペナントでベテランが多い構成であることから、序盤からベテラン組の疲労がたまり調子が上がらなかったり、短期のケガではあるもののウチ・シュライデンが同時に離脱したりと不運に見舞われます。ひどい時には田中・棚橋あたりのケガも重なり、もはやオープン戦みたいなオーダーに。しかし見ての通りスカイスターズサイドも大概ひどいので、不運が続いたチームはこういう目に遭うっていい例だと思います。序盤はグリフィンズ、スカイスターズがひどかったかな……。

ケガ以外の要因としては、リリーフの主力がそろって不調で入れ替えが続いたことも影響していたかもしれません。宮村・市ノ瀬・バレットと、本来一軍のリリーフたちが数字を残せず二軍と入れ替えになってしまいます。幸いグリフィンズは二軍までそれなりのリリーフがいた*3ので、試合にならないことはなかったのではと思います。

また、打線では上位打線を務める柳木、多田の数字がさっぱり上がってこないことも問題でした。中軸ではウチやシュライデンはもちろん、松葉・曹・島津などパワーのあるおじさんが一定の働きを見せていましたが、返すランナーがいないのではお話になりません。こんな風になんとなく投打が噛み合わない、もっと言うと投打ともに状態が上がって来ない状況のまま交流戦に突入してしまい、ここでは最下位争いに沈んでしまいます。

この状況を救ったのが外野手の桜庭でした。上位を打つ柳木、多田が成績も上がらず疲れている状況から一軍で試してみていたところ、すぐにノリノリに突入しました。左Gという致命的な弱点があるため通年スタメンは難しい存在だったものの、ノリノリになれば関係ありません。貯金推移グラフを見ても、ちょうどこの桜庭を1番で固定した5/26~から連勝で勢いが増したことが伺えます。これは偶然ではないでしょう。

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どんだけ離脱するね~ん!!

こうしてなんとか上位戦線に食らいつくものの、首位の四国はもちろん、中日・弦巻という上のチームも同様に貯金を積み重ねており、なかなかCS圏内の3位には届きません。交流戦明けからは、勝率5割をキープしつつなんとか踏ん張る戦いが続きます。この間、ウチは面白いように離脱を繰り返していました。この人が通年やれていたらもっと楽な戦いになっていたのは間違いないのですが……。また、グリフィンズは弦巻とかいう悪の球団に弱く、交流戦以降一度もカード勝ち越しすることがありませんでした*4。お互いに投手力を頼りにした試合展開を得意とするため、終盤までロースコアな争いをするものの、CPUの大胆な采配(意味深)に足を引っ張られてしまうケースが多かったように思います。

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後半戦に入った勝負所の8月、グリフィンズはアクシデントが頻発し、苦しい戦いが続きます。8月頭の市ノ瀬・宮城の長期離脱に始まり、中旬には島津のおじさんも離脱して不在に。グリフィンズは野手の主力に高齢者が多く、スーパー春男のウチはもちろん、松葉・曹・島津・芦谷あたりのロングヒッターのパワーが衰えによって揃ってランクダウンしてしまい、得点力不足に苦しみ始めます。

もちろんグリフィンズ第二の監督・ヴァヤシコフもこれを黙って見ていたわけではありません。秘密兵器として二軍で力を蓄えていた、デラクルーズ・ダグラスを昇格させることで得点力の改善を図ります。また、その他野手陣も疲れが見えている人を控えに落としたり、調子のいい人をスタメンに抜擢したり。特にスカイスターズとの直接対決ではその日のベストで組めるように打線を組み替えました。直接対決後にオーペナに戻ることを考えたりしながらスタメンを決めるのは結構難しくも楽しかったです。

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シーズン唯一の一発がチームを白星に導くのカッコいいよねぇ……

この時期スカイスターズ戦で目立っていたのは戸田ですかね。守備型のベテランが延長11回の勝ち越しソロを含む3打点を挙げる活躍で、チームを勝利に導きます。能力を考えるとまさかの一発で私よりも柱さんのほうが驚いてた。そしてこれは伏兵の活躍による小さな一勝に見えますが、後々大きな意味を持ってきます

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※右下らへん。

9月に入っても苦しい状況は続きます。奮闘していたダグラスまでもが離脱してしまい、ベテラン組もケガ・疲労から戻らないスクランブル態勢が続きます。当然チームもずるずると後退し、今シーズンもはやこれまで……かと思いきや、なんと中日がお付き合いしてくれたおかげで、この9/6時点で3位・中日と4.0ゲーム差と、辛うじて希望のあるゲーム差に踏みとどまります。しかし踏みとどまったと言っても主戦力がボロボロになっていることは変わりません。

ここで現れたのが若い棚橋・天野の両名です。アクシデント続出の一軍メンバーに代わりスタメンに抜擢されていた二人は、これ以上ないタイミングでノリノリになり、チームを勢い付けます。この影響もあって少しずつ借金を返したグリフィンズは、地道に中日とのゲーム差を縮め続け、シーズン142試合目にして……ついに! 3位を確定させクライマックスシリーズ進出を決めました。

結局最終的にはわずか1.0ゲーム差での3位と、まさに滑り込みで逆転をしたという結果となりました。1.0ゲームということはあと1試合負けていたら逆の結果になっていたわけで、あのとき戸田がホームランを打たなかったら、もっと序盤でいうとシュライデンおじさんが12回裏二死からサヨナラホームランを打たなかったら……と、きわどいところで白星を拾ったことがクライマックスシリーズ進出に繋がったのです。こうしてみるとペナントレースというのは無駄な試合というものはないんですね。1試合を笑うものは1試合に泣く……ということです。

こうして出場となったクライマックスシリーズ、結果としては残念ながら連敗となってしまい、CS突破はなりませんでした。しかし2試合とも1点を争う好ゲームで、シーズン中ずっといい試合を続けてきたチーム同士の白熱の展開でした。松葉、曹、ウチ、島津といった主力が揃ってホームランを放ち、先発だけでなくリリーフ陣も揃い踏みで必死に投げぬいたわけです。まさに総力戦といった展開で、シーズン総決算の試合として文句なしの戦いぶりだったでしょう。実は2戦目の決勝点がCPUくんのアレ*5だったという事実はきちんと触れておきますが、その直前に左殺しの植田から左の弦巻がタイムリーを放った時点で、勝ちパターンが崩れてしまったのだということにしておきましょう。

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これが決勝点だったということで……ね。
シーズン結果・投手編

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投球回順です。

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リリーフ用に登板数順のも。

最後に投打の主な成績を振り返っておきましょう。まずは投手。エース・保科が期待通りの働きぶりで、奪三振王にあと1つと迫る178三振を記録しました。12勝はもちろん8敗もえらい。(ちゃんと先発の役割を果たしてるってことなので)岩澤・中岡・福沢もローテ投手としては十分合格点な数字です。リリーフについても、市ノ瀬・長谷川・関口あたりが安定した結果を残しており、左殺しの植田のおじさんはなんと0.30と歴代でも屈指なのではという活躍。こうして先発・リリーフをざっと眺めてもわかる通り、防御率がひどく悪い人もほぼおらず、下馬評通りかなり充実した投手陣であったことが伺えます。チーム防御率3.37を記録。やや打低な印象のあった今季セリーグとはいえ、両リーグ3位の数字は立派なものです。また、チームとしての完封勝ちもスカイスターズに次ぐ20回を記録しており、ここにもディフェンス面の良さが示されていますね。

スカイスターズ戦で私が印象に残っているのはやはり保科と、リリーフでしょっちゅう見かけた長谷川・宮村あたりでしょうか。特に宮村は延長10回とか修羅場でたびたび登場した思い出。そのたびに左に強い透子ちゃんをぶつけていたような。ちなみに宮村はシーズン1回だけ先発しているようです。いつだ……?

シーズン成績・野手編

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野手は人数多いので打席多かった順に20人ほど。

打線についてはシュライデンを中心に、若い上位打線・ベテランが中軸以降を固めるという布陣でした。シュライデンの.295 25 87は優秀な数字ですが、終盤疲労でボロボロになってしまい、これでもかなり数字が下がっています。シーズン半ばは首位打者争いをしていたはずなので……。グリフィンズはスタメンがかなり入れ替わっていたので、歴代メンバーに書いてある人たちだけだと語れないですね。いちおう、彼らの活躍はシーズンの戦いぶりのほうで語ったとおりです。トータルで見てみると本来の上位打線の柳木・多田が振るわなかったことがマイナスで、あとはベテランの多い中軸以降が固定できなかったことが爆発力に繋がらなかったというところでしょうか。チーム得点は553とリーグで4位の成績。投手があれだけよく、得点力もそれなりにあったので、こうしてみるとAクラス入りは順当だったと言ったところでしょう。

スカイスターズ戦でよく頑張っていたのはまずウチ。めちゃめちゃ打ちまくっていた感覚があります……が、実はCSでの2発を含め、スカイスターズ戦で放ったアーチは7本のようです。思ったより少ない……のか? 他は突出して活躍した人はいなかった印象です。それこそ最後のCSのように、みんなが力を合わせてくる打線、という雰囲気がありましたね。しかし全体的にあまり得点を順調に重ねられた思い出もなく、やや下振れだったのかなという気もしています。あの丸山*6を苦手としていたのは、ミート力が現実的で控えめなチーム設計だったからかなと思っています。C以上がシュライデン・ウチしかいないですからね。この2名がいないときも結構あったし……。シュライデンが中盤以降、疲労モリモリペナントの影響であまり目立った活躍をさせてあげられなかったのがやや心残りです。

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何回行方不明になったかわからんです。

最後にスーパー春男・ウチの能力ですが、1シーズンでこのくらい下がる結果となりました。ミート以外綺麗に1ランクダウンしていますね。24本64打点は立派だけど率がやや振るわず。ケガで離脱も5回以上したんじゃないかな。よく考えたら数えきれない時点で結構おかしいですね。ちなみにウチの代役として起用したダグラス・デラクルーズは二人合わせて8ホーマー、29打点という結果に。ウチと合わせて3人で30本100打点くらいならきっちり働いてくれたと言えるのではないでしょうか。

まとめ

シーズンとしては3位でクライマックスシリーズ出場も叶い、またかなり多くの選手を起用することができたので、使用していてとても楽しいチームでした。いろいろなタイプの選手がいるので打力優先とか守備優先とか考えられたのも面白かったですね。1.5軍くらいの選手がたくさんいると、あれこれ起用を試せるシーズンになるんだな~と勉強になりました。

グリフィンズ戦はいつも接戦だったのでどの試合を見ても白熱していますが、敢えておすすめゲームを挙げるならやはりクライマックスシリーズの2戦でしょうか。来季もこういう試合をできるようにしたいところです。

youtu.be

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*1:ブログでは82さん表記ですが私は一律柱さんとお呼びしています。amongusの影響かも。

*2:柱さんのブログよりそのまま抜粋

*3:一気に素材型までレベルが落ちるほどではない の意

*4:最後の2連戦でスタメンを緩められた試合を除く。

*5:センター島津

*6:6勝13敗

【パワプロ2020】【バンドリ】弦巻スカイスターズ選手公開 「瀬田薫」【パワナンバー】

弦巻スカイスターズ選手公開シリーズです。
今回は儚い……でおなじみ、瀬田薫さんです。 

 ※弦巻スカイスターズの配信チャンネルはこちら!(ダイレクトマーケティング

www.youtube.com

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パワナンバー 10799 81610 29157

スカイスターズの頼れる4番バッター、瀬田薫です。絶望的な低ミートという致命的なウイークポイントを抱えるものの、ここぞの場面にとにかく強く、チームを救う一打を幾度も放ってきた、トータルでは非常に頼りになるバッターです。バンドリ本編の薫くんは常にどこかズレた残念なイケメン(女の子だぞ)というキャラクター像となっていますが、バンドストーリーなど大事な場面では重要なアドバイスをくれたり、一見ポンコツに見えてとても頼りになる人物です。そこで野球選手・薫くんはチームの数少ない主砲として、ここぞというチャンスや競り合った展開で輝ける能力の持ち主としました。一塁手としてはかなり守備も上手。反面、なんでもない場面では三振ばかりで非常に儚い……打席ばかりです。

勝負師満塁男サヨナラ男:大舞台でこそ輝くのが薫くんなのです。こういった決めるべき場面になるほど打力アップ。

大番狂わせ:字面が似合っているので採用しました。効果としても概ね「競った場面で一発が出やすくなる」というものなのでピッタリだと思っています。

国際大会×:高いところ(飛行機)が苦手なのでつけようかと思いましたがやめました。ちょっとこじつけかなぁって。

おまけ:バンドリイベント内での薫くんについて

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バンドリでもソフトボールにからんだイベントがあり、ハロハピメンバーは野球(ソフトボールだけど)をしている姿が描かれました。原作の薫くんは右打ちのようで、「1番・センター」というカード名から、私の思っていた4番タイプではないようです。でも薫くんなら子猫ちゃんの前で先陣を切る1番バッターという姿も容易に想像できますし、あらゆるタイプになれてしまいそうな気がしますね。さすがは役者といったところか。

この記事を書いている現在(2021/11月時点)、私の配信では3年目にあたる3rdシーズンまでペナントレースが終了しています。4番・薫くんは2年連続50本塁打をクリアしており、本塁打だけ見ると歴代でも稀有な大打者になりそうです*1。しかし2シーズン連続で出塁率は規定最下位、三振もほぼワーストとなんでもない場面での脆さがモロに出てしまっています。自身はしっかり打点を挙げてくれるものの後続は薫くんのせいでチャンスを失うケースが多々あり、打線のラインナップの中で一番の打者であると同時に一番のガンでもあるという大変おもしろい存在になっています。個人的にはふしぎな薫くん像をよく再現できたと思っていますが、薫くんは薫くんなのでどんな姿でも似合うのかもしれませんね……儚い。

 

*1:ゲームだぞ、って野暮なツッコミはいらんぞ!

【パワプロ2020】【バンドリ】弦巻スカイスターズ選手公開 「八潮瑠唯」【パワナンバー】

弦巻スカイスターズ選手公開シリーズです。
ヴァヤシコフの興味があちこちに行くのでたびたび間が空いてゴメンナサイ。でも4thシーズン開幕までには全員紹介してみせる!!!(言質とっていいですよ!!)

ともかく今回はMorfonicaより、るいるいこと八潮瑠唯です。

※弦巻スカイスターズの配信チャンネルはこちら!(ダイレクトマーケティング

www.youtube.com

 

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パワナンバー 10100 11660 29026

どう考えてもふーすけと同い年とは思えない(というかまりなさんより上に見えないか?)大人の雰囲気を持つ八潮瑠唯さんです。孤高の人でありマイペースな人物像から、やはりポジションはピッチャーに。内外野走り回るようなイメージはしにくいし、これが似合っているでしょう。

査定としては、動くボールでひたすらゴロを打たせる投球をする、という設定です。クレバーな人なのできっとこういう最新っぽい投球術を目指すでしょう。*1また、自身のフィールディングも非常に良いです。バンドでバタバタするるいるいなんてキャラ違うもんね。ものすごく完成されている雰囲気があるので強キャラにしてもよかったのですが、いちおうまだゲーム内では年少ということもあるので盛りすぎたくはなく、代わりに守備能力をガン盛りしたというエピソードがあります。

回復E:唯一の弱点として、連投が効きにくい点があります。スタミナもギリE(40)しかないのでペナントでは消耗しがち。元気な子が多いバンドリ内ではまともというかデリケートな人なので、その辺りを再現してみました。

ワンシームについて:せっかくバンドリ内唯一の楽器(バイオリン)を担当しているので、他の人にないものを持たせようと思いました。かといってオリジナルネームなオリ変というタイプでもないので、珍しめのワンシームを選択。打たせて取るピッチングにも通じるかなと思ったのでこんな感じに落ち着きました。

パワターについては正面から見るとまあまあいい感じですが、この髪型って後ろで一つ結びにしてるやつなので横から見るとちょっと変な感じです。KONAMIさんー!! 次回作くらいは2016から据え置きのパワターをもっといじれるようにしてくれー!! 定期。

*1:2021年時点だともはや最新でもなんでもない気がしないでもない……。

【3rdシーズン総括】弦巻スカイスターズ編

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 最後の打者、奥沢美咲が見逃し三振に倒れ、スカイスターズの3rdシーズンはあっけなく幕を閉じました。
 3年目のシーズンにして、初めてペナント制覇を逃し、2位からの下剋上を狙った弦巻スカイスターズ。しかし結果はCSファイナルステージ3連敗という、情けない幕切れとなりました。思えばこのシリーズの戦いぶりも、シーズンの課題が凝縮されたものとなっていたように思います。

打撃編

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打点が少なすぎィ! これシーズン終了後ですよ??

 今季のスカイスターズの問題点は、得点力不足。これに尽きます。チーム打率こそリーグトップの成績だったものの、肝心の得点はパリーグも合わせて16球団で最下位という燦々たる成績で、これで日本一を目指そうとしていたこと自体無理があったのでしょう。塁上を賑わすもののあと一本が出ない展開。それ以前にそもそもランナーすらほとんど出ないような状態。どちらの試合も嫌というほど見ることになったシーズンでしたね。
 ではペナント制覇を逃した要因はシンプルに「貧打のため」となるかというと、単純にそういう理由ではありません。今シーズンの戦いぶりをデータで振り返ってみると、少し別の要因が見えてきます。

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後半戦はサッカーをやってたのかな?

 まずはチームの得失点について、前半戦・後半戦別にデータを見てみると、前半戦のスカイスターズは1試合当たり3.69点と、それなりのペースで得点ができていたことがわかります*1。しかし後半戦は数字がかなり落ち、なんとわずか2.50点と、平均して1点以上得点力が下がってしまっていることが分かります。この原因として挙げられるのが、サブメンバーたちの相次いだ故障・スランプです。後半戦開始早々、あこ・マスキングがスランプになり、奥沢も肉離れによる全治一か月を含む二度の離脱となるなど、打力に期待するポジションのメンバーが揃って不在となる時期*2が長く続いてしまいました。元々スタメンの打力、特に下位打線の打力が優れておらず代打に頼ることも多いチームだけに、この影響は大きかったです。
 また、トラブル対象が奥沢・あこという外野手に集中したことも痛手でした。チーム構成として外野手の層が薄いという事情があるため、総合的な能力を考えるとセンター・弦巻、ライト・若宮はほぼ固定せざるを得なくなってしまい、結果この両名は終盤疲労で全く調子が上がらず、右肩下がりに成績を落とすことになってしまいました。疲労の溜まりやすい二遊間の北沢・日菜は適宜バックアップ要員と交代することでなんとかケアしていたものの、外野手についてはそれすら叶わなかったのが実情です。こう考えると、単に「野手の戦力不足で貧打だった」というよりも、「野手の層の薄さが得点力不足に繋がった」と見るのが正しいでしょう。

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外野手が二遊間と同じくらい疲労してるのは異常事態です。

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今シーズン打者全成績。友希那さんは先発投手代表として入れてます。

 スカイスターズ打線はあと一本が出ない、というイメージが強かったかと思われますが、実はチームの得点圏打率については.290ほどと、むしろ高水準な数字です。ではこの矛盾はどこから来るのか? というと、実は全く矛盾しておらず、ランナー二塁からワンヒットで走者が帰ってこれない、というケースが頻発していたのが実情です。この原因の一つは打者のパワー不足で、外野手の間まで飛ぶような深い打球、つまり「打者走者は一塁止まりになるけど二塁ランナーは帰ってこれる」という、ランナーを返せるシングルヒットが少なかったことが要因です。もう一つは単純にランナーの走力不足。今季、上位の弦巻・北沢以外に俊足と呼べる走力B以上がスタメンに並ぶことはほとんどありませんでした。かといってそもそも下位打線にはパワーもないので、こうしてみると野手の戦力不足だったということも否めないですね……。

投手編

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野手と対照的にすこぶる優秀です。白星の少なさを除けば……

 続いては投手陣。悲惨だった野手陣と比べ、投手陣は下馬評どおりの素晴らしい働きを見せました。16球団最下位の得点とは正反対に防御率はトップで、16球団で唯一400失点を切りました

 投手陣を引っ張ったのは間違いなくRASから新規加入のレイヤで、今シーズンいきなり12勝を挙げる大活躍を見せました。単に白星が多いだけではなく、6完投で4完封とタフネスぶりもいかんなく発揮*3。元々の高スペックはもちろん、ノリノリになったこと、またそれがバグでは? と思うほど長期に渡ったことが好成績に繋がりましたね。今季は2番手扱いも3年連続防御率1点台の湊友希那、リリーフもこなしながら同じく1点台を記録&自身初の二桁勝利を記録した戸山香澄、と表ローテには1点台が3人並ぶというあり得ない贅沢な布陣でした。この3人が60試合ほど先発登板し、ついた白星は半分のわずか31……というのがチーム事情を物語ってしまっています。悪いほうで目を引いてしまったのは13敗とぶっちぎりでチームワーストの丸山彩ですが、丸山も実はQS率自体は決して悪くなく、これまた援護の無さに泣いたということになります。先発については間違いなく16球団で最も恵まれていたチームなのです。

 一方でリリーフ陣は序盤戦、なかなか整備できず苦しみました。まず守護神候補として挙げられていたチュチュが被弾を繰り返しあっさりと降格、オープン戦で結果が残せずも昨季の実績で代役となった市ヶ谷有咲も同じく沈むなど、早々に抑え問題が顕著となってしまいます。この事態は本来セットアッパーであった氷川監督を守護神とすることで乗り切ったものの、今度は7・8回が不安定になる結果に。つまるところ、信頼できるリリーフが1枚足りなかったということでしょう。

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一見平均的な数字に見えますが……?

 今季のイニング別の失点数で言うと、数字として悪いのは7回・8回ということになります。野球というスポーツの特性として、打順が必ず先頭から回る1回、同じく2回り目の頭からになりやすい4回の失点が多いのはある程度仕方がありません。しかし、本来強力なリリーフが投げるべき7回・8回の失点が中盤5回・6回のほぼ倍近くあるのは継投で苦労していたという事実に他ならないです。こうして総合してみると、先発投手陣は類まれな出来でゲームを作り続けたものの、打線がまともな得点を挙げられず、リリーフが失点して負けるパターンが多かったということが伺えますね。つまりスカイスターズは単なる「ムエンゴ」にとどまらず、敢えて同じようなスラングを使うと「ヌッス」*4にも悩まされていたということです。

 投手陣の防御率の良さを語る上では、このチームの守備の良さを無視することはできません。外野手ではセンター・弦巻、ライト・若宮イヴが毎試合のようにすばらしいプレーを連発し、チームを何度も救ってくれました。両名ともリーグでも屈指の守備範囲を誇るだけでなく、幾度も捕殺を記録し送球の面でも高い水準を見せてくれました。特にライトの若宮イヴは、強肩によりランナーに進塁を自重させる、抑止力的な役割で目に見えない失点の芽をついばんでいたことも間違いありません。一塁・瀬田、二塁・北沢もかなり高水準の一二塁間で、このチームがやや緩かったのは三遊間くらい。それでも遊撃・日菜は中の中程度は守れていたし、三塁・巴も肩の強さはあり俊足の打者走者を刺すシーンもあるなど、決して悪くはありませんでした。さらにこの二人をバックアップする守備の名手がベンチにはたくさん控えており、守り勝つ野球で1シーズンを戦い抜いたことは間違っていなかったと言えるでしょう。

シーズン総括

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終盤戦、よく追い上げを見せたのですが……

 最後に、貯金推移グラフと見る今シーズン通じての戦いぶりについてです。昨年2ndシーズン時点から打線には難のあったスカイスターズ。しかし上位打線はリーグでも屈指という武器はあり、最低限必要な得点は挙げられていたことがペナント制覇に繋がりました。今季3rdシーズンはそこに新たにRAS・Morfonicaの10名が加わり、単純に戦力は増えたはずだったのです。しかし蓋を開けてみると、開幕直後から切り込み隊長と期待していた弦巻こころの大スランプが大きく影響し、開幕6連敗と最低のスタートを切ってしまいます。4月の半ばには後を追うように日菜がスランプ、4番・瀬田がケガで離脱、唯一残ったはぐみも疲労で調子が振るわなかったりと、上位打線に目を覆いたくなるようなアクシデントが続きます。開幕してわずかだというのにスタメンすらまともに組めないような惨状。交流戦前のグリフィンズ戦なんかが顕著な例でしたね。しかしこのオーダーでも白星を掴めるのがスカイスターズ投手陣の素晴らしいところ。このゲームなんと2-1でモノにしてしまいます*5。今思うと、今季はこうやって戦うしかないんだぞ、という野球の神様からのメッセージだったのかもしれません。

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なにこれ?

 しかしいくら投手がよくても0点では勝てないのが野球です。スカイスターズは前半戦だけで10度の完封負けを喫してしまうなど打線の弱さは否めず、結果大型連勝のようなブーストはかけられない戦いが続きます。交流戦もなんとか貯金2で乗り切ったものの、首位・四国とは10ゲーム近く離されてしまう始末。この時点で今シーズンのペナントは危ういよな、と私だけでなく視聴者のみなさまも思っていたことでしょう。それでもスカイスターズは、先発投手の強力さを頼りにロースコアなゲームを丁寧に拾い続け、大型連勝はなくともカード勝ち越しを繰り返すことで、地道に貯金を積み重ね始めます。前半戦終了時点で首位・四国との差は「4.5」に。なんとか背中が見えてきます。

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8.5ゲームってそうそうひっくり返る差じゃないんですよ……。

 後半戦はその頑張りを台無しにする、33イニング連続無得点を含む44イニング連続タイムリー無しを記録し5連敗するなどどうしようもない貧打に苦しみますが、四国サイドがスタメンの疲労から少しずつ主力を休ませ始めたことで、かすかなチャンスが生まれます。四国が手綱を緩めて貯金をキープする戦いを見せる中、スカイスターズは前半戦と同様地道に貯金を積み重ねる戦法で、9/11に今季最小のゲーム差、1.0で最後の直接対決を迎えます。しかし、チームの力が残っているのはここまででした。そこまで全力で走ってきたスカイスターズに余力はなく、結局は最後の直接対決を落としてしまったことで四国のM消化が確定的となってしまいます。最終的には6ゲーム差をつけられ2位という結果に終わりました。今季はついに、一度も首位の座に立つことがありませんでしたね……。

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この間の3点、すべて薫くんのアーチです……。

 実は後半戦50試合のうち、チームはなんと約3分の2にあたる33試合で2得点以下という衝撃的な得点力の無さを露呈してしまいました。クライマックスシリーズも、ファーストステージのグリフィンズ戦まではなんとか打線が得点していたものの、ファイナルステージは初戦が3点、2戦目1点、最後の試合となった3試合目はついに0点と、完全に力尽きる格好となりました。2戦目3戦目と、投手陣は2失点で相手打線を抑え込んでいるのです。これで当たり前のように連敗するというのがあり得ないんです。本記事の冒頭で述べた、今シーズンを象徴する戦いとは言うまでもなく「投手陣の頑張りに打線が応えられない試合」です。ここまで酷い得点力で短期決戦を勝ちぬくのは、どんなに投手陣が良くても不可能であるという好例だったのでしょう。対照的に四国は1戦目に23安打11得点を記録し、シーズン終盤に主力を温存した効果が十分発揮されていました。この結果からしても、最後の最後まで野手陣の弱さ、層の薄さが出てしまったのかなと思います。

来シーズンの見通しについて

 来季は氷川監督が3年間の任期を終え、チュチュ様こと珠手新監督が手腕を振るいます。チュチュ様の方針は「打力優先」、つまりは正捕手を大和麻弥からマスキングこと佐藤ますきに切り替えることから始まるようです。メタな表現になってしまいますが、リード力がキャッチャーAからEに下がることで投手成績は悪化し、打力については一人分向上することで上向くことは間違いないでしょう。これがシーズン全体として、どのような結果につながるのかはまだ私にも全くわかりません。そもそも、私のペナントレースではオリジナルチームを毎年募集しているので、普通のペナントレース以上に対戦相手が毎シーズン大きく変わってしまう、という最大の要因があるんですけどね。果たしてチュチュ様の手腕でチームは再び優勝できるのか、それとも再び守りのチームに戻るようなことがあるのか……? 私自身もとても楽しみです。

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正捕手交代がどのような結果につながるのか?

*1:このペースだとシーズン527点

*2:厳密にはスランプって不在ではないんだけど、CPUに操作をおまかせの観戦プレイでは選手の調子でCPUレベルも変わるという仕様があり、スランプによる能力低下とのダブルパンチで相当きびしいです……。

*3:ちなみにムエンゴで2完封を失っています……。

*4:リリーフが同点または逆転されてしまい、その後チームが勝って白星がリリーフにつくこと、です。白星を「盗む」から「ヌッス」に。

*5:やまとまやさんが2シーズンぶりの決勝ソロを放った試合です。

4thシーズン向けチーム募集の件、締め切りました&お知らせ(今後の予定・選手募集の件とか)

umaya-shicoff.hatenablog.com

お知らせしていたとおり、11月になりましたので締め切りました。
今回の応募総数はざっくり40チームほどとなります。
去年採用させていただいたのが5チームなので、単純計算で倍率は8倍ほどです。
要するに採用となったらかなりラッキー*1ということです。徳を積んでお待ちください。

応募フォームのほうはいったん受付をクローズしてます。登録情報の変更とか、軽微なアプデは受け付けるのでまた後日解放しますヨ。

今後の予定は以下な感じです。

・11月中:
 チーム審査をやります。がんばる。私以外の審査員もいて予定合わせたりもあるので一か月ほど時間ください。正直一か月じゃ足りないかも。

・12月初旬:
 当選チーム発表します。これと同時にオリジナル選手の募集を開始します。

・年明け1月下旬~2月頭:
 4thシーズン開幕です。この辺は私の準備状況次第でもあるのでかなりブレます。

で、このオリジナル選手募集の件も、正式募集の前に今、軽く応募要件を出しておきます。雑に言ってしまえば「チーム募集と同じ(ペナントの範疇で)」です。ただ、チーム応募のほうだと「あんまり尖った選手が入ってるとボツになるかな……」という心配から積極打法が難しかったと思うのですが、選手募集のほうはその選手がボツになるだけ(他にも応募しとけばいい)なので、多少尖っていても応募してみるといいかもしれないです。

応募方法は、またGoogleフォームを作ろうと思います。選手1人ずつパワナンバー送ってもらうと応募される人も私も大変なので、例えばブログのURLとか、まとめて選手が見れるところを送ってもらえるように計らいますね。いちおう、チーム募集の件で採用されていない人の選手を採用する予定です。チーム応募したけど残念ながら選考に漏れたとか、1チーム作り切る体力(?)はない人とかの救済的なものですので……。

もし上手いこと選手が集まれば、みんな集合させて1チームにしたいですね。と言っても、モブや控えっぽい選手を送る人は少ないと思うのでそこは私が適当に用意するとかで。各ポジションいい感じのスタメン級が集まるような偶然があれば。

……とまあ、まだ煩雑なのでいい感じに整理しておきますね。10月はずいぶん配信&ブログ更新をサボったので11月はがんばります。期待してもいいぞ!!

*1:もちろん運だけじゃないんだけど……